第1回AEARU漢字文化シンポジウム-第17回京都大学国際シンポジウム-

第1回AEARU漢字文化シンポジウム-第17回京都大学国際シンポジウム-

※ プログラムの変更およびポスター・チラシの追加をしました。(2011年10月27日)
※ 「参加対象」を追加しました。(2011年10月24日)

 人文科学や自然科学をはじめ全学問領域の研究者の皆様の参加をお待ちしております。

目的

 東アジア諸国は漢字を国際的な共通文字として交流し、それぞれの地域で豊かな文化を発展させてきました。漢字は、東アジア古来の思想、歴史、哲学、科学、政治の基盤となり、さらに東アジア諸国が西洋から文明を受け入れ、適応させ発展させていく過程にも非常に強い影響を与えました。

 情報技術の発展・普及によって、漢字を共通言語とした文化的交流の実現可能性が高まってきた現在、多領域の研究者が集まり、漢字と哲学、漢字と医学、漢字と天文学、漢字と宇宙科学、漢字と情報技術など、漢字を中心に多学問との関連性を議論することで、この「漢字」という古くて新しいインターフェースの意義をどう捉え、現代社会にどう位置づけ、今後いかなる展開をしていくべきかを探ります。

日時

2011年12月15日(木曜日)~16日(金曜日)

場所

百周年時計台記念館

使用言語

英語

参加対象

全学術分野の研究者(大学院生・学部生含む)

参加料

無料

定員

150名

申し込み

以下のWebサイトから、申し込みください。
http://www.opir.kyoto-u.ac.jp/kanji2011/regist/index.html

募集締め切り

2011年12月4日(日曜日) ※ただし、定員に達し次第、募集を締め切ります。

プログラム

12月15日(木曜日)

9時00分 受付開始
9時30分 開会の挨拶
9時45分 【基調講演】
松本紘 京都大学総長
Chao-Shiuan Liu, Chairman, The General Association of Chinese Culture
10時45~14時15分
10時45分~14時30分
【セッション1】総論:東アジアにおける漢字文化
(途中、ランチ休憩・ポスターセッションあり)
阿辻哲次 京都大学教授(人間・環境学研究科)
Yang Shen 北京大学教授(Department of Chinese)
Byung-Joon Kim ソウル大学教授(Department of Asian History)
Kuan-yun Huang 清華大学(新竹)助教(Department of Chinese Literature)
Qin Lu 香港理工大学教授(Department of Computing)
14時30分~16時00分
14時45分~16時15分
【セッション2-1】近代化と漢字文化-翻訳語をめぐって
藤田正勝京都大学教授(文学研究科)
Kam-Wing Fung香港大学准教授(School of Chinese)
Shaodang Yan北京大学教授(Department of Chinese Language and Literature)
16時15分~18時15分
16時30分~18時00分
【セッション2-2】近代化と漢字文化-伝統的学術・文化の継承と相克
武藤誠 京都大学教授(医学研究科)
Jung-Sam Yum ソウル大学教授(Institute of Humanities)
Yulai Zhang 南京大学教授(School of Liberal Arts)
磯部洋明 京都大学講師(宇宙総合学研究ユニット)

12月16日(金曜日)

9時30分
9時00分
受付開始
10時00分~12時00分 【セッション3】情報化時代における言語と漢字
Key-Sun Choi KAIST教授(Computer Science Department)
Maosong Sun 清華大学(北京)教授(Department of Computer Science)
黒橋禎夫 京都大学教授(情報学研究科)
12時30分 入場開始
13時30分~17時15分 市民公開シンポジウム「東アジアの漢字文化振興と漢字教育」
【基調講演】
宮本雄二 宮本アジア研究所代表・外務省顧問・前駐中国大使・東京大学客員教授・財団法人日本漢字能力検定協会理事
「東アジアにおける漢字の重要性について」

笹原宏之 早稲田大学社会科学総合学術院教授・財団法人日本漢字能力検定協会評議員
「日本における漢字への関心-その高まりと背景-」

【パネルディスカッション】
パネリスト:上記基調講演者に加え、
松本紘 京都大学総長
Yang Shen 北京大学教授(Department of Chinese)
Byung-Joon Kim ソウル大学教授(Department of Asian History)
Kuan-yun Huang 清華大学(新竹)助教(Department of Chinese Literature)
Qin Lu 香港理工大学教授(Department of Computing)

講演テーマなど、プログラムの詳細は以下のWebサイトもしくはチラシをご覧ください。

問い合わせ

第1回 AEARU漢字文化シンポジウム事務局
京都大学研究国際部国際交流課 担当:伊藤、小林
E-mail: kanji2011*www.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

共催

東アジア研究型大学協会(AEARU)
財団法人 日本漢字能力検定協会

協賛

公益財団法人 京都大学教育研究振興財団