第181回 アフリカ地域研究会

第181回 アフリカ地域研究会

日時

2011年7月21日(木曜日) 15時00分~17時00分

場所

京都大学稲盛財団記念館3階中会議室
(京都市左京区吉田下阿達町46)
/ja/access/campus/map6r_b.htm

発表者

荒木 茂(京都大学アフリカ地域研究資料センター)

題目

「サイエンスと地域研究の狭間で-実践的地域研究の試み」
サイエンスが世の中にどれだけ役に立ってきたか、ということに対する疑問は多く挙げられてきた。福島原発事故がそれを加速することは必至である。しかし、地域研究が文理融合、学際的アプローチによって(個別科学を具体的場面に役立てる手段として)サイエンスを飼い慣らすことができれば、実践的地域研究として復権する可能性を秘めている。本発表は、開発に関わる科学者の仮説と、現地の人々の実践が邂逅する点をさぐるプロセスを、「不確実性の科学」として定置する試みを、カメルーンにおけるJST/JICA「森林-サバンナ持続性プロジェクト」を例に紹介したい。

連絡先

京都大学アフリカ地域研究資料センター
TEL: 075-753-7803、FAX: 075-753-7831
E-mail: caas*jambo.africa.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

予告

平成23年度前期 京都大学アフリカ地域研究資料センター アフリカ地域研究会(第182~183回)

  • 第182回 2011年9月29日(木曜日) 15時00分~17時00分
    講師:白鳥 清志(JICA専門家)
    題目:「参加型研究アプローチはエチオピアに根付くか?:技術協力の現場から見たエチオピアの農業研究と農民の暮らし」
    場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
  • 第183回 2011年10月20日(木曜日) 15時00分~17時00分
    ※発表言語:英語、通訳なし
    講師:ゲブレ・インティソ(Gebre Yntiso)(アジスアベバ大学社会科学部人類学社会学科)
    題目:「オモ川渓谷下流域における牧畜民紛争の複雑性と感受性(The Complexity and Sensitivity of Pastoral Conflict in Lower Omo Valley)」
    場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室