日時
2010年8月13日(金曜日) 13時00分~16時30分(12時00分開場)
場所
京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール
プログラム
人は、親から受けついだ遺伝子情報に従って自分の体を作ります。体の中には、頭や胴体、手足、目や耳、鼻、口または脳、心臓、肝臓、筋肉、骨など生きるのに必要な全てのものができあがります。ここでは、「DNAの情報が作る人の体」を共通テーマとして3人の講師が話します。
1.ひとりひとりの遺伝子情報を解読する-30億文字に書かれたあなたの設計図-
後藤 修(京都大学 教授)
全ての生物は親から受け継いだ遺伝情報に従って自らを形作り、様々な生命活動を営みます。遺伝情報はDNAという分子に4種類の文字の並びとして記録されています。今、私たち一人一人の遺伝情報をすべて読み取ることができるようになりつつあります。この情報をどのように生かすか考えていきます。
2.熱帯魚ゼブラフィッシュからひもとく体の作り方-受精に始まるいのちの物語-
前川 真吾(京都大学 助教)
ヒトを含めた動物では、卵と精子が出会う受精から新しい命が生み出されます。この命を生み出すプロセスは神秘的とも呼べる“形づくり” のプロセスでもあります。どうしてサカナはサカナに、ヒトはヒトになるのでしょうか?今回は熱帯魚を使ってわかった“形づくり” の神秘を紹介します。
3.ヒトの形ができあがるまで-ヒト胎児データベースから形づくりを知る-
松田 哲也(京都大学 教授)
胎児の時期にヒトの姿は母親の胎内で劇的な変化を遂げ、最初はただ一つ細胞であった受精卵から細胞分裂を繰り返すうちに少しずつヒトの形ができあがります。ヒトの形づくりを深く理解するために、このような形の変化を分かり易く観察できるデータベースの構築を試みています。
対象
中学・高校生以上
参加料
無料(先着250名)
参加申し込み
件名を「公開講座」とし、氏名、学校名等を記載したE-mailを送付ください。
E-mail: koukaikouza2010*i.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
問い合わせ先
TEL: 075-753-5500(内線85370)
E-mail: miwamur*adm.t.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
和村 充二