聴講講義: Religion and Japanese Culture

聴講講義: Religion and Japanese Culture
  •  課題は、A4一枚程度の短いレポートを書く機会が何度かあり、更に期末レポート、中間・期末試験と多かったが、それらを定期的にこなしていくことで、確実に理解を深めることができた。授業の進み方は留学中のそれと類似しており、レクチャーとディスカッションの両方が取り入れられたものだった。教授が一方的に話すのではなく、あくまで学生との相互のやり取りを通して授業が作られていくという点に、改めて感動した。それに自分も積極的に参加していくことで、英語力とコミュニケーション力の両方をフルに使うことができた。ただの維持にとどまらず、今後更に向上を目指したいという思いを新たにした。講義の内容は、知識的な面と着眼点において、大変おもしろかった。日本で21年間生きていながら知らなかったことを多く学ぶことができ、また、自分が当たり前と感じていたことを学問的に分析する機会を得ることができた。期末レポートでは先祖信仰を取り上げ、それが仏教や日本古来の民間信仰などのカテゴリーの上位にある、独立した信仰の領域を形成しているという考察をし、改めて普段の生活に溶け込む信仰・宗教的要素を意識することができた。
     授業では3人のスタンフォードの学生とグループワークに取り組んだ。アメリカ人の3人は非常に手際よく、早く作業を進めていくのだが、常に私のことも気遣ってくれ、最後まで協力してやり遂げることができた。とりわけ、私の日本人ならではの観点に注目してくれ、それを生かす方向に一緒に考えてくれたことがとても嬉しかった。(法B4)
  •  講義の内容は日本の宗教を歴史に沿いながら扱うもので、かなり踏み込んだ内容も含まれていた。宿題やペーパー、中間・期末試験は、専門科目が忙しい中こなすのは大変だったが、内容は非常に良かったと思う。日本人として知っておくべきだがなかなか改めて学ぶことは難しい、宗教にまつわる歴史をかなり網羅的に学ぶことができた。授業には多くのフィールドトリップが含まれていたが、それらはただの観光ではなく必然性のあるもので、先生の解説から多くのことを学びまた授業中に扱われた歴史と結びつけて理解することができた。純粋に、講義内容である日本の宗教学は、知れば知るほど特徴的で面白いものだった。(工B2)