※ この動画は公開を終了いたしました。
主役は表現・創作活動に励む学生たち。
一つの作品を起点に、
「いろ・おと・ことば」のバトンをつなぎます。
感化され、刺激され、ときには反発をしながら、
生み出された作品のコラボレーションを
お愉しみください
演奏者:ダーク・ブルー・
ニューサウンズ・オーケストラ
「Take The "A" Train」、これは言わずと知れたデューク・エリントン楽団の名曲中の名曲で、恐らく誰しも一度は耳にしたことがあるでしょう。ジャズの醍醐味でもあるソリスト、キャッチーなメロディ、まさにこの曲はジャズ初心者にとっても、とても親しみやすい曲だといえます。
撮影者:医学部写真部 大槻真子さん
(医学部3回生)
オレンジ色の街灯に照らされた夜の街。石畳に石造りの建物が立ち並ぶ通りは、帽子を被りステッキを持った紳士やエレガントなドレスを着た女性でにぎわい、パブで人びとが談笑している。曲を聞いてそんな情景が浮かびました。夜闇と光がコントラストをなす写真を、と思い、このドイツのクリスマスマーケットで撮ったメリーゴーランドの写真を選びました。
執筆者:青羽 悠さん(ペンネーム)
(総合人間学部2回生)
その手を握り、光へ連れ出す。
寒空の中、右手だけが暖かかった。
二枚のチケットを掲げ、隣の顔を覗き込む。
彼は、彼女は、君は、あなたは、
―― 知り得ない。その表情は二人のものだ。
寒い冬はまだ続く。
せめて今は、光の中で。
冬は苦しい季節だと思います。寒いので。けれどその分、人との時間が際立つ季節だとも感じます。誰もが誰かと繋がっている、と信じられる瞬間があるなら、苦しさにもお釣りが来る。
冬は嫌いじゃないです。寒いけど。
※ Internet Explorerでは、お使いのPCの設定によっては動画が再生できないことがあります。再生できない場合は、Google Chrome、Firefox等別のブラウザの最新バージョンをお試しください。
演奏者:ダーク・ブルー・
ニューサウンズ・オーケストラ
数々のアーティストによって演奏されてきた
「All of me」。今回のアレンジはジャズ界の巨匠
デューク・エリントンと彼の楽団による演奏。冒頭のトロンボーンの後、美しいサックスソロが続きます。最後に行くにつれて盛り上がるのも聴きどころです。
撮影者:医学部写真部 大槻真子さん
(医学部3回生)
ハンガリーはブダペスト、ドナウ河のナイトクルーズの写真です。世界遺産の街で歴史的な建物が立ち並び美しいですが、その真髄は夜。日が暮れれば夜闇に黄金のライトアップが映え、「ドナウの真珠」の本領発揮です。
執筆者:青羽 悠さん(ペンネーム)
(総合人間学部2回生)
石造りの重厚な門に、
鉄骨が突き刺さるのは滑稽か。
そう思いながら橋を見上げる。
共感されないちぐはぐさは隅にやられ、
ただそこにある夜の往来を思う。
街はおかしさを溶かし込んで、平気な様相で、
また同じ朝日を迎えようとしている。
文章が皮肉から始まるところに自分の性格が表れています。「いろ」の作品はよく眺めれば綺麗さの中に違和感が立ち上がり、「おと」の作品にはニヤけてしまうオチが待っている。シニカルなユーモアはいつも世界の傍らにあるのだと思います。