※ ポスター(PDF)を追加しました。(2015年11月24日)
このたび、京都大学 東京オフィスにて、連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ20を開催します。
近年、私たちは、実に多くの場所で「コミュニケーション」という言葉に触れ、ときに円滑な対話(環境構築)能力、いわゆる「コミュ力」などが求められたりしています。ただ、「コミュニケーション」という言葉を思い浮かべてみると、そこには、言語、心、社会、メディア、異文化など、実に多くの要素が関わっていることに気付きます。
今回は、霊長類学、社会学、文化人類学、言語学など幅広い分野から「コミュニケーション」を考えることで、私たち「人間」の社会を見つめ直すきっかけとなればと思います。
基本情報
- 東京オフィス・京都アカデミアフォーラム
- 一般・地域の方
イベント内容
プログラム
【第1回】2016年1月13日(水曜日)
「心を通わせる能力はどうして進化したのか?」 正高 信男(霊長類研究所 教授)
私たちは、他人の気持ちを察することができるし、また、できると自分では思い込んでいます。こうした心を通わせる資質はどのようにして誕生したのでしょう。また、他人の気持ちがわかるなどとどうして思い込むことができるのかを考えます。
【第2回】2016年1月20日(水曜日)
「民意の読み書き能力」 佐藤 卓己(教育学研究科 教授)
現在、「決められる政治」で速度が求められる一方、時間をかけた熟議の民主主義も必要とされています。世論調査とその報道への政治的要請や、対話による合意形成の可能性について、戦前の「輿論」と現代の「世論」を区別しながら考えます。
【第3回】2016年1月27日(水曜日)
「アフリカの声の世界とインターネット・コミュニケーション」 木村 大治(アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)
アフリカには「相手を特定しない大声の発話」といった「奇妙な」音声コミュニケーションがありますが、それは意外に、「ツイッター」などに類似しています。それらの比較から、コミュニケーションの可能性の広がりについて考えます。
【第4回】2016年2月3日(水曜日)
「人間言語の特質とその起源・進化」 藤田 耕司(人間・環境学研究科 教授)
言語は私たち人類だけが持つ能力で、他の動物コミュニケーションには見られない特質を備えています。それはどのようなもので、 どうやって誕生したのかを眺めながら、人間とは一体どういった生物種なのかを一緒に考えてみましょう。
申し込み
申し込み方法
申し込み方法は、(1)Web申し込み、(2)Fax申し込みの2種類があります。全4回のシリーズですが、1回のみお申し込みいただくことも可能です。
(1)Web申し込み
以下の「Web申込フォーム」からお申し込みください。※ Web申込フォーム
(2)Fax申し込み
「申込用紙」を以下よりダウンロードし、必要事項をご記入の上、Faxにて東京オフィスまでお送りください。※ 「「コミュニケーション」を考える」申込用紙(PDF)
※ Fax: 03-5479-2221
参加いただける方にのみ12月25日(金曜日)までに、本学より受付番号を連絡します。各回とも定員を超える申し込みをいただいた場合は、抽選となります。
個別の抽選結果の問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
【申し込みシステムについて】
総務部渉外課渉外事業推進掛では、株式会社パイプドビッツが提供するメール配信ASPシステムを使用しています。
※ メールでの連絡をご希望の方は、必ず「mail.adm.kyoto-u.ac.jp」からのメールを受信できるように設定してください。
〒108-6027 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階
Tel: 03-5479-2220、Fax: 03-5479-2221
E-mail: t-office*www.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
ホームページ:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/tokyo-office/