京都大学春秋講義(平成27年度 秋季講義)

開催日
2015年09月05日 土曜日
2015年09月12日 土曜日
2015年09月26日 土曜日
時間
各日13時00分~14時30分(開場12時30分)
要申し込み
不要
公開日

 春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。年に2回、春と秋にテーマをもうけ講義を行います。

 平成27年度秋季講義は、「海を考える」をテーマに開催します。


基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
百周年時計台記念館 百周年記念ホール
(所在地:京都市左京区吉田本町)
※ 駐車場はありませんので、公共の交通機関をご利用ください。
対象
  • 在学生の方
  • 一般・地域の方
どなたでもご参加いただけます。
定員
500名(各講義とも当日先着順)
※ 会場の混雑状況により、立ち見のお願いまたは入場制限をさせていただく場合があります。あらかじめご了承ください。
参加費
無料

イベント内容

テーマ: 海を考える

2015年9月5日(土曜日)13時00分~14時30分

「ジュゴン、ウミガメ、オオナマズを追いかける-希少水圏生物の保護と共存」
講師: 荒井 修亮 フィールド科学教育研究センター 教授

海の生物を直接観察することは大変難しいことです。しかし、近年、小型の発信機や記録計による研究が可能となってきました。この研究手法を「バイオロギング」と言います。これは、バイオ(生物)とロギング(記録)を組み合わせた和製英語ですが、今では学術用語として定着しています。講義では、ジュゴン、ウミガメ、メコンオオナマズを研究するに至った背景を説明するとともに、明らかになった彼らの生態を紹介します。

2015年9月12日(土曜日)13時00分~14時30分

「サンゴ島の環境と暮らし-海でつながる現代世界」
講師: 風間 計博 人間・環境学研究科 教授

海は、長期にわたり人間の移動を妨げてきました。太平洋の島々は、人類が史上最後に到達した地といわれています。本講義では、ロマンティックな楽園を想起させる、小さなサンゴ島の生活を紹介します。資源の乏しいサンゴ島の環境は、想像以上に厳しい条件を人間に突きつけています。一方、主要な産業のない島嶼国から外国へ、出稼ぎに行く人びとが数多くいます。サンゴ島の住民と私たちとの意外な接点についても見てみます。

2015年9月26日(土曜日)13時00分~14時30分

「深海の調査と人の暮らし-地震・資源・生命調査の最前線」
講師: 後藤 忠徳 工学研究科 准教授

前人未到のフロンティア「深海」はロマンの宝庫ですが、陸に住む私たち人間にとっては縁遠い存在になりがちです。でも本当に「縁遠い」のでしょうか?深海には地震・津波災害の研究最前線があり、新たな資源が潜んでいます。さらに生命誕生の謎も埋もれているのです。本講義では深海調査の様子について映像を交えてご紹介しつつ、深海と人の暮らしの関わりについて考えてみたいと思います。

申し込み

申し込み方法
不要

備考

お問い合わせ
京都大学総務部渉外課
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
Tel: 075-753-2233(月曜日~金曜日 9時00分~17時00分)
E-mail: kinen52*mail.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)