平成26年度京都府/京都大学こころの未来研究センター共同企画シンポジウム ワザとこころ -能の伝承- 稽古と修行と教育 

開催日
2015年01月12日 月曜日
時間
13時00分~17時00分(受付開始 12時30分~)
開催地
ターゲット
要申し込み
要申し込み
公開日

 一説では、2014年は世阿弥(1363または64~1443)生誕650年とされます。その世阿弥は「風姿花伝」「第一年来稽古條々」で能役者の成長過程を「7歳、12~3歳、17~8歳、24~5歳、34~5歳、44~5歳、50有余」の7期に分け、それぞれの段階の特徴と課題と芸境を明確に示しています。例えば12~3歳の特徴は「童形なれば、何としたるも幽玄」ですが、17~8歳にもなると「声変りぬれば、第一の花失せ」るので、だからこそ「心中には、願力を起して、一期の堺ここなりと、生涯にかけて能を捨てぬより外は、稽古あるべからず。ここにて捨つれば、そのまま能は止まるべし」と強調しています。

 この「稽古」や能楽修行の問題を、現代の教育との比較によって浮き彫りにし、「学び」(真似び)のあり方を再考したいと思います。ご参加をお待ちしています。

基本情報

開催地
  • その他の地域
京都観世会館(京都市左京区岡崎円勝寺町44)
対象
  • 一般・地域の方
どなたでもご参加いただけます。
定員
300名(申し込みによる先着順)※定員になり次第締め切らせていただきます。
参加費
無料

イベント内容

開会挨拶 吉川左紀子(こころの未来研究センター長)
趣旨説明 鎌田東二(こころの未来研究センター教授・宗教哲学・民俗学)
第1部 能の稽古の伝承のトーク
観世清河寿(観世流二十六世宗家)、観世三郎太、鎌田東二(司会)
実演 舞囃子
観世清河寿、観世三郎太
第2部 シンポジウム
「能の伝承 -稽古と修行と教育」
観世清河寿、観世三郎太、西平直(教育学研究科教授・教育人間学)
河合俊雄(こころの未来研究センター教授・臨床心理学)、鎌田東二(司会)

申し込み

申し込み方法
E-mail、FAXのいずれかでお申し込みください。
件名に「ワザとこころ 申込」と明記し、必要事項を記入の上、ご送付ください。
必要事項
(1)氏名(ふりがな)
(2)所属 
(3)返信用後連絡先
定員に達し、ご参加いただけない場合のみ、ご連絡差し上げます。

申し込み先
E-mail: kokoro-event-2*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
FAX: 075-753-9680
申し込み締切日

備考

主催: 京都大学こころの未来研究センター/京都府
後援: 一般財団法人観世文庫、古典の日推進委員会
協力: 公益社団法人能楽協会京都支部、公益社団法人京都観世会、京都観世会館
お問い合わせ
京都大学こころの未来研究センター・リエゾンオフィス
E-mail: kokoro-event-2*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
TEL: 075-753-9681
FAX: 075-753-9680