シンポジウム「シリーズ 私の仕事とキャリアデザイン5 -国際NGOの仕事-」を開催しました。(2012年7月17日)

シンポジウム「シリーズ 私の仕事とキャリアデザイン5 -国際NGOの仕事-」を開催しました。(2012年7月17日)

 女性研究者支援センター 主催のシンポジウム 「シリーズ 私の仕事とキャリアデザイン5 -国際NGOの仕事-」を開催しました。犬塚典子 女性研究者支援センター特任教授の司会による進行のもと、石井正子 大阪大学大学院人間科学研究科 准教授による「研究と国際人道支援のコラボレーション-ジャパン・プラットフォームでの経験より-」、橋本笙子 特定非営利活動法人ADRA Japan 事業部長による「国際協力の現場で働くとは -仕事はもらうもんじゃない-」の講演がありました。国際的な活動を行っているNGOの現状、実際に国際NGOで働くということ、仕事の内容、必要な知識や姿勢について、講師自身の経験をもとに語られました。

 その後、伊藤公雄 女性研究者支援推進室長の進行により、参加者からの質問に講演者が答える形で、ディスカッションを行いました。講演者からは、国際協力の仕事をするにも、多くの選択肢があるので、たとえば国連で働くというように決めるのではなく、どのような機関でどのような働き方をするのかは柔軟に考えた方がよく、何よりもまず、国際協力の現場を経験することが重要だとアドバイスがありました。また、欧米に比較して、日本ではボランティアと同一視されるなど、NGOへの正しい理解がまだまだ進んでいないことにも言及し、課題として提起されました。


講演をする橋本氏と会場の様子

講演をする石井氏

ディスカッションの様子