第22回防災研究所公開講座「巨大災害にどう立ち向かうか-想定とその限界-」 を開催しました。(2011年9月29日)

第22回防災研究所公開講座「巨大災害にどう立ち向かうか-想定とその限界-」 を開催しました。(2011年9月29日)

 防災研究所は、キャンパスプラザ京都において第22回京都大学防災研究所公開講座「巨大災害にどう立ち向かうか-想定とその限界-」を開催しました。

 甚大な被害をもたらした東日本大震災からメインテーマを「巨大災害にどう立ち向かうか」とし、地震、津波発生のメカニズムから防災対策まで、これまで現地を訪れ研究を重ねてきた最新の研究成果をわかりやすく紹介しました。

 当日は、中島正愛 所長の挨拶のあと、地震・津波基礎講座として山田真澄 助教による「実用地震学:揺れる前に地震を知らせる」および安田誠宏 助教による「津波災害とリアルタイム予測」、午後からは、橋本学 教授による「東日本大震災-立ち止まって、地震科学の来し方を考える-」、川池健司 准教授による「都市の浸水想定-大雨・洪水に備える-」、多々納裕一 教授による「大規模災害と防災計画:総合防災学の挑戦」の計五つの講演を行いました。

 最後に行った「総合討論」では、震災を機に関心が高まる防災・減災への取り組みに、受講者からは活発な質問や意見が寄せられ講演者が回答しました。会場は終始熱気に包まれ、一般市民、技術者、自治体職員等約200名の参加者は、最後まで熱心に聴講しました。


熱心に耳を傾ける受講者