本学卒業生の作家綾辻行人氏が総長を訪問されました。(2010年6月25日)

本学卒業生の作家綾辻行人氏が総長を訪問されました。(2010年6月25日)

 本学教育学部を卒業後、教育学研究科博士後期課程まで進学され、在学中にデビューを果たされた作家綾辻行人氏が、本学広報誌の取材のため来学された機会に、総長を訪問されました。

 まずは、綾辻氏から著作『深泥丘奇談』が総長に贈呈され、総長は興味深そうに著作のページをめくりながら、「どうしてこの道に進もうと思ったのか」「構想にはどれくらいかけるのか」「途中で筋道を変えたりするのか」「推敲はどうやってするのか」など、次々と質問を投げかけました。

 その後は、綾辻氏から総長の専門であるプラズマについて質問されたり、漢字の話に及んだりしました。現実の世界である「実」と小説の世界である「虚」の話では、綾辻氏から「いくら虚の世界を書いていても実の世界がどうしてもにじみ出る」と言われた言葉に、総長は深く頷いていました。

 最後に、総長から「卒業生の誇りなので、これからも魅力ある作品を創出してください」と綾辻氏を激励し、和やかな懇談の場が終わりました。


綾辻氏と松本総長

プラズマについて説明する様子