京都未来を担う人づくり推進事業に係るキックオフ共同記者会見を開催しました。(2009年5月11日)
左から八田英二大学コンソーシアム京都理事長、門川大作京都市市長、山田啓二京都府知事、松本紘京都大学総長、立石義雄京都商工会議所会頭
昨今の世界的な景気悪化に伴い、京都府内においても地域経済の後退が危惧される状況にあり、京都の未来の担い手と期待される多くの若者も就業機会に恵まれない状況となっています。
一方で、京都府内の企業においては、その中核となる人財の雇用ニーズが存在するにもかかわらず、採用に苦戦している現状です。
このような厳しい雇用情勢等を踏まえ、昨年12月には、オール京都で「中小企業等の経営安定と雇用の維持・確保のための緊急アピール」が採択され、その取り組みの一環として、今回新たに全国初の「京都未来を担う人づくり推進事業」が立ち上げられました。
本推進事業は、京都府・京都市・京都商工会議所・大学コンソーシアム京都が手を携え、京都の未来の担い手を育成する全国初の産学公連携事業です。
本学は、本事業の発案者であるとともに、京都の未来を担う人材の原石を養成するための育成部門を受け持つことになっています。
5月11日(月曜日)には、京都商工会議所において本推進事業に係るキックオフ共同記者会見が行われ、本学の松本総長が出席しました。
記者会見では、山田啓二京都府知事による本事業の趣旨説明、事務局による内容紹介に始まり、松本総長・立石義雄京都商工会議所会頭・八田英二コンソーシアム京都理事長によるコメントが述べられ、門川大作京都市長によるまとめのコメントで締めくくられました。
松本総長からは、企業が求める人材の育成を行うことで地域の大学として地域産業へ大きな貢献を果たしたいと強い決意を述べ、自治体・産業界からは、大いに期待が寄せられました。