カンフォーラで料亭のダシ体験「本物のダシを味わうことは教養である」を開催しました。(2008年12月15日・16日)

カンフォーラで料亭のダシ体験「本物のダシを味わうことは教養である」を開催しました。(2008年12月15日・16日)

 

 12月15日・16日の両日、正門横のカフェレストラン「カンフォーラ」で、農学研究科寄附講座「味の素」食の未来戦略講座、NPO法人日本料理アカデミー及び京都大学生協の主催により、京料理の料理人によるダシの味わいに関する講義と料理人による料亭のダシの引き方を体験するイベントが開催されました。同イベントは、農学研究科栄養化学分野と「味の素」食の未来戦略講座が合同で開講した1回生対象のポケットゼミ「食の未来戦略を考える」で、ダシを味わう体験をしたところ、学生が大変感動したことがきっかけで、京都大学の学生にも本物のダシの味を知ってもらおうと企画されました。ダシの引き方の実演では、「草喰 なかひがし」「山ばな 平八茶屋」といった京都を代表する料亭のブースで、参加者は、昆布のみのダシ、鰹節を入れたダシ、塩と薄口醤油で味を付けたもの、吸い物の順にダシを味わい、その違いを体験しました。


NPO法人日本料理アカデミー理事長の村田吉弘氏(「菊乃井」当主):クリーム・バター・オイルを一切使用せず昆布と鰹節の相乗効果で旨味を出す日本食の独特の手法に触れ、「自分たちの文化の特異性と長所を味わって欲しい」と挨拶。

懐石・宿「近又」 鵜飼治二氏による昆布と鰹節についての講演:「出会う人に和食の原点と日本の食文化を伝えていって欲しい」

ダシの説明を聞く参加者

山崎英恵 「味の素」食の未来戦略講座助教(左)と伏木教授