「竹かご型電気自動車(愛称Bamgoo)」を開発、発表しました。(2008年11月2日)
室内展示(ウィンカー点灯の様子)
京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)の主要プロジェクトの1つである京都電気自動車プロジェクトでは、先端技術と伝統文化・技術の融合により、京都発の環境に優しい電気自動車【Kyoto-Car】の提案・開発に向けた取組みを行っています。
今回、日本・京都文化の重要な役割を担っており,また自然素材である「竹」を用い、編組(へんそ)の技法で外装を構成し、また一部自然塗料でもある漆を施した「竹かご型電気自動車(愛称Bamgoo)」を京都市産業技術研究所工業技術センターや東洋竹工(株)他民間企業との協力作業で完成させ、デモンストレーション走行を京都高度技術研究所(ASTEM)で披露しました。
特徴的なボディ・デザインは、竹という自然素材を活かす方法として、また自由で流線的デザインを可能とする編組などの工芸技法により可能となりました。今回の提案は、京都の名産「竹」を新しい資源としても見直す価値があること、地場伝統産業の振興、自然素材活用による環境・人に優しい電気自動車のイメージ向上も含め、観光.環境都市「京都」での展開を意図しました。
なお本電気自動車は、京都大学総合博物館で11月5日から、さらに京都環境フェスティバル2008(パルスプラザ、平成20年12月13日-14日)にて一般公開の予定です。
報道関係者の取材の様子 | プレス発表の様子 |
松重和美教授(VBL施設長)による電気自動車の概要説明 | 市民の特別試乗会 |