学術情報メディアセンターセミナー「公共IT調達とCIO・CIO補佐の役割」

学術情報メディアセンターセミナー「公共IT調達とCIO・CIO補佐の役割」

 学術情報メディアセンターでは月に一度、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めてざっくばらんな議論を行う機会として月例セミナーを開催しております。

 11月のセミナーでは、前総務相CIO補佐官で現在NPO法人ITプロ技術者機構会長の安田晃氏、奈良市CIO補佐官の仲西啓氏をお招きし、公共分野における情報システムの調達・導入の課題を、実体験を交えてお話しいただきます。学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております。

日時

2010年11月30日(火曜日) 16時30分~18時30分

場所

京都大学 学術情報メディアセンター南館2階 202マルチメディア講義室(お身体の不自由な方にはエレベーターをご利用いただけますので事務室にお申し付けください。)

参加費用

無料

参加申し込み

不要

問い合わせ

京都大学学術情報メディアセンター 上原哲太郎
TEL: 075-753-9051、FAX: 075-753-9053
e-mail: uehara*media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

主催

京都大学 学術情報メディアセンター

学術情報メディアセンターのホームページ

http://www.media.kyoto-u.ac.jp/

プログラム

16時30分~17時20分

講演者 NPO法人 ITプロ技術者機構 会長 安田晃 氏
講演題目 IT調達におけるセキュリティの取組
講演概要 情報セキュリティの事件・事故は相変わらず後を絶たず、大きな損害と信用失墜をもたらしている。このような事態を防ぐための情報システムにおけるセキュリティの取組は、ISMSや情報セキュリティ監査等、一般には運用段階での措置が主流となっている。しかし重要なのは、適切なセキュリティ要件をシステムの調達仕様に盛り込み、システム構築の早い段階から取り組むことである。それにより根本的なセキュリティ対策を経済的に実施でき、多くの事故を未然に防止できる。今回は、このようなIT調達におけるセキュリティの取り組みのあり方について、総務省最高情報セキュリティーアドバイザ兼CIO補佐官等の経験も踏まえ解説する。

17時30分~18時20分

講演者 奈良市CIO補佐官 仲西啓 氏
講演題目 自治体におけるITガバナンスとIT投資評価
講演概要 IT投資は費用や影響範囲も多いことから、民間企業においてはIT投資の事前および事後で、企業戦略、売上増加、原価低減にどう貢献しているか評価が行われるのが一般的である。ITGI、JIPDEC、経済産業省・JUASなどにより、ガイドラインやフレームワークが提供されている。
地方自治体は民間企業とは予算制度、人事制度、意思決定制度が異なり、手法をそのまま適用できるわけではない。IT投資をどう評価していく仕組みをとるべきなのか、自治体CIO補佐官の実務経験を踏まえ解説する。