第1回 慶應義塾大学・京都大学連携記念シンポジウム

第1回 慶應義塾大学・京都大学連携記念シンポジウム

 慶應義塾大学と京都大学は、共同研究、産官学連携・イノベーション創出、教育・人材育成・人材交流、国際交流などの分野で、持続的、組織的に協力することを目的として、連携協力に関する基本協定を締結し、連携協力を推進して参りました。
  21世紀に入り世界は、政治、経済、人間の生き方・考え方において大きく変貌を遂げつつあり、とりわけ、文明の急激な発展に伴う地球的規模の気候温暖化や異文明の衝突は、人類の生存そのものを問いかける、喫緊に解決すべき人類史上の課題となっています。このたび、両大学がそれぞれの特徴を生かした連携活動により、両大学固有の学風を大きく進展させ、より弾力性に富んだ未来学術志向型の学風を醸成し、人類が遭遇している、特に、生命、経済、情報・地域問題という喫緊の課題について連携協力して進めている研究の一端をご紹介する連携記念シンポジウムを下記のとおり開催します。

日時

12月4日(木曜日) 13時30分~17時30分

場所

京都大学百周年時計台記念館大ホール

プログラム

13時30分~ 13時50分 両大学挨拶
京都大学総長 松本 紘
慶應義塾常任理事 村井 純
13時50分~ 14時00分 京都大学と慶應義塾大学の連携に期待する
京都大学前総長 尾池 和夫
14時00分~ 15時00分

iPS細胞の可能性と課題
慶應義塾大学教授  岡野 栄之、京都大学教授 山中 伸弥

<京都大学山中伸弥教授のグループが体細胞をES細胞様の多能性の細胞(iPS細胞)へ転換させる技術の開発に成功し、一方、慶應義塾大学医学部の岡野栄之教授のグループが神経幹細胞を用いた脊髄損傷の研究を開発するという成果を得てきた。今回の協定締結を契機として、両大学でこれを発展させ、自己の体細胞由来のiPS細胞から神経幹細胞を誘導し、これを用いた脊髄損傷を始めとする神経難病の画期的な治療法の開発を進めており、その最前線を紹介する。>

15時00分~ 16時00分

経済学における学際研究 
慶應義塾大学教授 細田 衛士、京都大学教授 西村 和雄

<京都大学と慶応義塾大学は、これまで、経済学の共通の分野で共同研究を行い、共同のプロジェクトを実施してきた。環境経済学、マクロ経済学などの問題研究はもとより、共同で国際学術誌の出版、経済学検定試験の実施、数学の国際学会開催などを行っている。その活動を紹介する。>

16時00分~ 16時15分 Break 
16時15分~ 17時15分

ヒト・社会・地球,アジア100人の知連携ワークショップ -アジアの明日をみんなで創る-
慶應義塾大学教授 梅垣 理郎、慶應義塾大学教授 大川 恵子
京都大学教授 水野 廣祐、京都大学教授 中村 裕一

<これまでの両大学のアジアに関する教育研究の成果を基に、その輪をさらに拡げていくため、両大学およびアジア各国の人材を集め、連続ワークショップを行うとともに、それを学生を交えた遠隔講義とすることによって新しい人材を育成する。その背景と概要について紹介する。>

17時15分~ 17時30分 閉会の挨拶
京都大学副学長・理事(研究担当) 藤井 信孝

申込方法

平成20年12月1日(月曜日)までに、以下の事項を明記のうえ、FAX 又は E-mail で下記までお申し込みください。
複数の場合は、代表者名と人数をご記入ください。また、E-mailで申し込む場合は、件名を「慶應・京大連携シンポ申込」としてください。
(1)氏名(ふりがなも) (2)連絡先(電話番号) (3)人数

申込先

京都大学研究推進部研究推進課
FAX:075-753-2042、E-mail:kensui.soumu*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
電話:075-753-2041

※ご記入いただいた情報につきましては、本シンポジウムに関する連絡のみに使用し、他の目的には使用いたしません。

定員を超過するなどで参加できない方のみ、こちらからその旨ご連絡を差し上げます。
当日参加も歓迎いたしますが、定員(500名)を超過した場合は、入場をお断りすることがありますので、ご了承願います。