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京都大学メールマガジン Vol.15
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目次:
◆ベトナム旅行記 尾池和夫
◆ホームカミングデイ 11月24日(土曜日)開催
◆お知らせ 百周年時計台記念館の臨時休館 10月28日
◆トピックス
◆ニュースリリース
◆イベントのお知らせ
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◆ベトナム旅行記 2007年9月12-17日 尾池和夫
【2007年9月12日(水曜日)】ハノイへ
初めて、ベトナム社会主義共和国へ出かけた。
ベトナムは南北に長い。南北1,650キロ、東西600キロである。インドシナ半島の東岸から南岸を包むように占めている。インドシナ半島の東岸に平行に走るアンナン山脈の東側にある。北は中国の雲南省、西はラオスとカンボジア、東は南シナ海をはさんでフィリピンである。
私は雲南省の方からは、あと100キロほどでベトナムとの国境というあたりまで行ったことがある。雲南省は世界でも有数の内陸の活断層運動が活発な地域で大地震が起こるが、ベトナムには大きな地震が起こらない。プレー収束域の東南アジアには珍しい安定大陸的な性質の場所である。したがって、変動帯のフィリピン、インドネシア、タイ、日本などと違って、海に島がほとんどないのが特徴である。また、高い山地もない。最高峰は北部国境に近いファンシーパン山の3,143メートル、アンナン山地の最高峰は中部のフエに近いアトゥアト山の標高2,500メートルである。
周辺の変動帯の山地から大河が流れ出てきて氾濫する。北のデルタは、紅河(ソンコイ川)により、首都ハノイやハイフォンがある。南のデルタ地帯はメコン川の氾濫によるもので、最大都市ホーチミンがある。
1887年にフランス領インドシナが成立し、フランスによる植民地化が行われた。私の祖父はフランス語を専門としていたので、この地域は派遣されたことがあり、「仏イン」という地名を私は小さい頃よく家族から聞いた。
日本とベトナムの関連を調べると、最初に阿倍仲麻呂が登場する。遣唐使として19歳のとき、吉備真備らとともに唐に渡り、太学(大学)で学び、科拳の試験に合格した。753年、やっと帰国を許されたが、航路で暴風に遭遇し、ベトナム(安南)に漂着した。再び玄宗皇帝に仕え、768年に安南都護を兼務した。
私たちの世代にとって、ベトナムの歴史は戦争の歴史である。本格的な開戦に否定的だったケネディ大統領がダラスで暗殺された頃からの歴史である。1964年8月、トンキン湾事件をきっかけとしてアメリカが軍事行動を始めた。この事件そのものも自作自演であると言われている。
ホーチミンは、独立宣言の中で、フランスと日本の二重支配によって、200万人が餓死したと演説した。その後も長い戦争で多くの人々が亡くなった。
地球環境学堂のラジブさんによると、ベトナムは南北に長いので地域によって異なるが、ホーチミンのある南部では雨期が2回あるという。これは日本の本州も同じで、梅雨の頃と9月の大雨がある。
大きな川はメコン川(Mekong River、瀾滄江)で、チベット高原に発し、雲南省を通り、ミャンマーとラオスとの国境、タイとラオスとの国境、カンボジアからベトナムに入る。いわゆる国際河川である。メコンのメは川の意味、コーンはワニのことだという。メコン川にはメコンオオナマズがいる。
ソンコイ川は全長1,200キロ、ベトナム語で赤い川の意味、中国では紅河である。酸化鉄が多い。はるか雲南省の大理あたりから流れてきて、「河口」でベトナムに入る。そこでも川幅は約50メートルだという。雲南省からの南東流とハノイ北西のソンボー川(黒河)とが紅河デルタを形成している。注ぎ込む湾はトンキン(東京)湾である。ベトナム語のソン(song)は川のことである。
フエの川は、フン川という。これは国際河川ではない。
以上を予備知識に関西空港から飛んで、15時45分に緑豊かな農村に囲まれたハノイの空港に着いた。滑走路を除いて夏草が一面に茂っている。空港に出迎えたハノイ大学の方がきれいな花束を贈ってくれた。
空港から市内へ向かう道路の右の車線はバイク用、左の車線が自動車用で、お互いに入り乱れて追い越しをかける。道路の両側は田んぼと牛と大きな看板である。
「今は雨はそれほど多くないです」
それでも両側に湿地帯があり、布袋草が茂っていたりするのが見える。16時30分に紅河を渡る。家の屋根がみな赤い瓦である。ホンダやヤマハのバイクがどんどん追い越してゆく。マスクで顔は見えない。ヘルメットはかぶっていないが、2007年12月からは義務化されるという。私たちの車はフォードである。
市内に入るとまず目立つのは数え切れないほどの電話線が束になって道路に沿って頭の上にある光景である。
夜は東南アジア研究所の柴山さんたちが夕食会を開いてくれた。ハノイ鉱山地質大学長のKhaiさんは日本語が達者である。今ハノイ大学で「日越空間情報学コンソーシアム」がシンポジウムを開催しており、それに明日の午後、顔を出して挨拶をする予定であったが、夕食会の中で、挨拶の代わりに「東南アジアの地震活動」というテーマで30分の講演をすることになった。
夕方のテレビで日本の首相が辞任したというニュースの合間に、インドネシアで巨大地震が起こったことを知った。2004年のスマトラアンダマン地震から続く一連の大規模な活動の続きであり、
「まだ続きますよ」
と話した。
夜、明日の講演のスライドを準備して、先ほどのスマトラ島南部の地震のデータも入れた。
【2007年9月13日(木曜日)】ハノイ大学
朝、また、インドネシアで大地震があった。昨日話した通り、また起こったが、これほど早く続くとは思っていなかった。昨日のがM8.4、今朝のがM7.8というから二つとも巨大地震である。大きな地震はいずれ起こるということはよくわかるが、いつそれが起こるかはなかなかわからない。
ハノイ大学の本部を訪問して、大学間交流協定のサインをした。Thi学長とともに協定の締結を祝って記念品を交換し、写真を撮った。テレビの取材もあった。
昼食はTrong Dong Restaurant で、4000年ほど前の青銅器などを展示してあって博物館のようなレストランだった。
午後、地震の話をした。ベトナムの直下に大地震が起こることはないが、北には雲南省の大地震帯があり、南のホーチミンには中規模地震の起こる可能性がある。2005年11月8日、ホーチミン市で地震が起こったことがあった。M5.1 とM5.5の地震が連発した。これが最近の一番大きな地震である。日本列島では、これくらいの地震がほぼ1日に1回は起こっている。歴史上、1300年にベトナムで大地震があったという記録がある。
また、ベトナムの東海岸には津波が来る可能性がある。対岸のフィリピンには大地震があり、その津波が来ることを考えておかないといけない。1983年に秋田県沖で発生した日本海中部地震(M7.7)では、韓国でも津波による死者が出た。
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【2007年9月14日(木曜日)】フエへ
ベトナムの大学生の1年は9月に始まり、7月に終わる。
午前中、両大学の交流に関して意見交換をした。ベトナムでは、姓の種類が少ない。3番目の名を呼ぶのが普通である。Nyuanさん、Giangさんがベトナムのことをいろいろと教えてくれる。
午後、紅河の左岸を南へ走って、ハノイの名物であるバッチャン焼で有名なバッチャンの町へ行った。信楽のようにたくさんの焼き物の店が、それぞれの特徴を見せて並んでいる。数軒の店を比べてみると、皆なかなか個性豊かである。途中の土手に沿って果物を売る人が並んでいる。家でとれたグワバである。緑のグワバだが、かじると酸っぱい味がある。
大きな道に戻って空港へ向かうが、道の横に自転車を留めてたくさんのフランスパンを売っているのが目立った。
ハノイの空港で夕方搭乗する直前、激しい夕立があった。雷鳴があり、停電して空港ビルが真っ暗になったりたいへんである。雨の中を搭乗口から飛行機までバスである。日本のように傘のサービスはない。
フエの空港にはアンさんや吉積さんが迎えてくれた。嘉門さんもホーチミンから到着して合流した。フエもぬれているが、ホーチミンも雨だったという。
ホテルはLa Residence Hotel and Spaというフランス風の造りである。
【2007年9月15日(金曜日)】フエ
西村理事、松本理事、嘉門さん、江崎さん、小林さんたちも立ち会って、フエ大学との大学間交流協定に、Nguyen Van Toan学長とともにサインした。
ベトナムは漢字の影響を受け、箸を使うという大きな共通点を持つと同時に、日本と違う国際河川があることなどの両国の比較をしながら、両大学の交流の意味を話した。
午後、Hong Ha村へ向かった。この村には、バコ、カトゥ、バヒ、タオイの4つの少数民族が住む。枯れ葉剤がまかれた山にようやく若木が育っている。戦争の時にラオスの山奥まで逃げた民族が、定住政策によってここに集まっている。途中で山羊を育てるプロジェクトの成果を見た。山羊を育てて食肉用に売る。うまく育てている小屋を見て、それを学ぶ人がいれば母山羊を次ぎに提供し、村人たちが山羊を増やしている。
そこに京都大学の Field Research and Learning Centerがある。民家があるので見せてもらった。家の中央に大切な物を置き、左に男が暮らし、右に女が暮らして、その続きに台所がある。家の向かいに屋敷神が祀られている。
「そのすぐ下に爆弾の跡があります」
さらに車でしばらく走るとたくさんの人たちが新しくできた集会所の周りに集まっている。Hong Ha 村の集会所である。
私たちを迎えて太鼓や鉦の音と歓迎の踊りがある。400人ほどの人たちが集まっている。京都大学の国際教育プログラムの学生たち12名も参加している。
集会所が4つの民族の話し合いと工夫でデザインされ、伝統の工法で完成した。そこで戦争で伝えられなかったそれぞれの民族の文化を次の世代に残す努力が行われている。
「できあがった最初の作品です」
民族の柄で織った布のバッグをプレゼントしてもらった。
この集会所では、また長老たちが子供たちにさまざまの話をする。
式典があり私も挨拶した。集会所の二階で宴会が始まり、山羊、水牛の肉、キャッサバの根、タロイモなど、たくさんの種類の料理が用意されている。完熟のバナナがぶら下がっていて美味しい。瓶に入った地酒が供される。河の小魚の塩漬けがある。
「これは珍しいですよ」
すすめられたのは、説明を聞くと山の鼠だという。
村の人たちにお別れして、フエの町に戻り、フン川の船に乗って夕食をいただいた。船を経営する家族はこの船で暮らしているようで、子供も一緒に乗っている。
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【2007年9月16日(土曜日)】ホーチミンへ
朝、京都大学の研究拠点を訪問した。市内でも少し高い土地で洪水の心配がないという。近くに果物や野菜を売る店が多い。中秋の名月を控えて、近所の人たちが獅子舞の練習をしているのが見えるという。
門をくぐって王宮の中へ入る。門は9つある。「9」は最大の数で縁起がいい。
「この車のナンバーは171で、足すと9になります」
アンさんが言う。9はよほど大切な数のようだ。内堀には睡蓮や蓮が茂っている。米軍のつぶれた戦車が並んでいる。木の枝を払う作業が行われている。
「台風がやってきます。その準備です」
フエ大学のキャンパスは町の中に点在している。国際交流を担当するアンさんのオフィスの前で記念写真を撮る。飯塚さんの活動の拠点となっている、Akikoの部屋を訪問する。
「Kyoto University Office in Hue University」という看板がかかっている。
Anさんの部屋でアーティチョークのお茶をいただいた。岡本さんがラグーンの話をしてくれる。
「世界最大のラグーンにフン川が流れ込んでいます」
ガイドさんの案内で宮殿を見学した。謁見の間に入ると涼しい。世祖廟の前に9つの鼎が並ぶ。王宮の前には河に面してベトナムの国旗がはためいている。
フエに滞在する京都大学の大学院生、学部生と一緒に昼食会が開催された。田中樹(うえる)さんの司会で皆が自己紹介した。さまざまの思いでベトナムにいることがよくわかる。
フエから国内線でホーチミンへ移動した。広大な地域を占める夜のホーチミン市へ着陸した。ホーチミン市の市場で念願のマンゴスティンが手に入った。ホーチミンから関空への夜行便に乗って帰国の途についた。
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【2007年9月17日(日曜日)】帰宅
早朝に着いた。やはり京都は暑い土地である。7月末からずっと休みなしで過ごして疲れがたまっている。敬老の日は一日中寝てすごした。
◆ホームカミングデイ 11月24日(土)開催◆
昨年度、本学におきましては念願でありました京都大学同窓会を設立するとともに「第1回京都大学ホームカミングデイ」も開催いたしました。今年度も引き続き「第2回京都大学ホームカミングデイ」を11月24日(土曜日)開催いたします。
卒業生・修了生、学生、現旧教職員等の本学関係者とご家族の方々に本学の教育研究の活動の現況をお知らせし、会員相互の交流と親睦を図り、連携を深めることを目的としております。 皆様には有意義で楽しい一日をお過ごしいただけるよう準備を進めております。
なお、今年度は、11月祭の開催中でもあり、現役学生たちが創る数々の企画も楽しみの一つです。是非この機会にお越し下さるようお願い申し上げます。
http://www.kyoto-u.ac.jp/hcd/index.htm
◆お知らせ
○百周年時計台記念館の臨時休館について
臨時休館日:平成19年10月28日(日曜日)終日
* 歴史展示室、レストラン「ラトゥール」、京大生協等関連する施設は、すべて利用できませんのでご理解のほど、よろしくお願いいたします。
◆トピックス◆
○第46回全国七大学総合体育大会を終えて
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709191126357037
○今堀 博、山中 伸弥 両教授が大阪科学賞を受賞しました
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709181519519475
○数理解析研究所、経済研究所に寄附研究部門を新設
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709101153070234
○宇治キャンパス「芝生グラウンド開き」
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709131730000676
○第11回全学教育シンポジウム「京都大学における教育の将来像を問う」を開催
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709111621280035
○厚生労働省 ヒト幹細胞臨床研究に本学の研究計画が了承されました
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709041602339483
○メルケル独首相に京都大学の学生が質問!
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709131753446446
○故 河合隼雄名誉教授の追悼式を挙行
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709071621580632
○女性研究者支援センター 病児保育室「こもも」の利用状況について
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709041317249992
○助成金等採択結果
・世界トップレベル国際研究拠点形成促進プログラムに京都大学拠点構想「物質−細胞統合システム拠点」が採択されました
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709121731586843
・トヨタ財団の2007年度研究助成(4件)
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709141447100285
・平成19年度「分子イメージング研究プログラム」(1件)
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709111805408014
・文部科学省「大学院教育改革支援プログラム」(3件)
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709071641358806
・文部科学省 平成19年度「サービス・イノベーション人材育成推進プログラム」(経営管理教育部)
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709051044272545
・JST 先端計測分析技術・機器開発事業 平成19年度新規採択開発課題(1件)
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200709051118272669
◆ニュースリリース◆
○連想エンジンがひらめき思考を代行する発想支援ソフトを開発
稲垣 耕作情報学研究科准教授らの研究グループは、京都大学発ベンチャーのAIセンチュリー株式会社(所在地:京都市)とともに、発想支援ソフト「アイデア革命」を開発しました。
この「アイデア革命」は、今西錦司氏のグループで生まれたカード式発想支援法(川喜田二郎氏のKJ法、梅棹忠夫氏の京大式カードが有名)の伝統を引き継いだ京大式のカード型発想支援法「ハイパーマップ法」を採用し、人間のひらめき思考を代行することが可能になりました。
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070919_1.htm
○C型肝炎ウイルスの産生には細胞内の油滴が重要な役割を果たしている
下遠野 邦忠京都大学名誉教授(元京都大学ウイルス研究所教授)らの研究グループは、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんの原因ウイルスであるC型肝炎ウイルス(HCV)の増殖のメカニズムの一端を明らかにしました。これにより感染性ウイルスの産生を阻止する働きを持つ抗HCV剤の開発などに繋がることが期待されます。
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070827_1.htm
○光ナノ共振器のQ値の動的制御に世界で初めて成功
(光メモリーチップの開発など、次世代光科学進展に向けてさらに前進)
野田 進工学研究科教授らの研究グループは、自在な光制御を実現するための核となる光ナノ共振器のQ値(光閉じ込めの良さを示す値)を動的に変化させることに世界で初めて成功しました。
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070903_1.htm
○マウス未分化型精原細胞の精巣内ニッシェと分化に伴う移動を解明
吉田 松生医学研究科助教らの研究チームは、精子が継続して作られる"おおもと"となる細胞(未分化型精原細胞)の精巣内での振る舞いを、映像として捉えることに成功し、血管や男性ホルモン産生細胞の付近に好んで局在していた未分化型精原細胞が、分化に伴ってダイナミックに移動して精巣全体に広がり、そののち精子になっていくことを明らかにしました。
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070907_1.htm
○禁断の果実を分け合うチンパンジー
松沢 哲郎 霊長類研究所教授、キムバリー・ホッキングス スターリング大学研究員、大橋 岳 霊長類研究所教務補佐員などからなる研究チームは、野生チンパンジーが、取ってきたパパヤの実を「贈り物」に使うことを明らかにしました。
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070912_1.htm
○連想エンジンがひらめき思考を代行する発想支援ソフトを開発
稲垣 耕作情報学研究科准教授らの研究グループは、京都大学発ベンチャーのAIセンチュリー株式会社(所在地:京都市)とともに、発想支援ソフト「アイデア革命」を開発しました。
この「アイデア革命」は、今西錦司氏のグループで生まれたカード式発想支援法(川喜田二郎氏のKJ法、梅棹忠夫氏の京大式カードが有名)の伝統を引き継いだ京大式のカード型発想支援法「ハイパーマップ法」を採用し、人間のひらめき思考を代行することが可能になりました。
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070919_1.htm
◆イベントのお知らせ◆
○企画展
・びっくり!エコスポ!2007 at 京大サロン
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/buhin/070831_1.htm
○国際交流センター主催 第8回 多文化交流フォーラム 講演
留学生のためのビジネス日本語教育と就職サポート
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070927_3.htm
○第18回 こころの未来セミナー (渡邊 克巳 先生)
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070927_1.htm
○京都大学・みずほ経済セミナー
超日本的経営の秘密 「京様式経営」から学ぶ高収益・高成長企業の特徴
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070927_2.htm
○第19回 こころの未来セミナー (J.ソコロフスキー 先生)
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/071010_1.htm
○京都大学森林科学公開講座 「森を食べる −森と木と健康−」
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/071014_1.htm
○KSI公開シンポジウム やさしいサステイナビリティ学
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/071013_1.htm
○「歴史を探る」シリーズ 「歩いて目指せ!! 水博士〜伏見編〜」
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/071014_2.htm
○平成19年度 外交講座 「外交政策と国際法」
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/071018_3.htm
○京都大学経済研究所主催
先端政策分析(CAPS)公開セミナー 「財政問題の現状と財政の中長期見通し」
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/071030_1.htm
○第20回 こころの未来セミナー (森 悦郎 先生)
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/071018_1.htm
○京都大学桂キャンパス「船井哲良記念講堂」竣工記念
『加古隆ピアノコンサ−ト』
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/071018_2.htm
○京都大学花山天文台一般公開
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/071020_2.htm
○宇治キャンパス公開2007 宇治キャンパス60年 こしかた、これから
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/071021_1.htm
○人間健康科学系専攻大学院開設記念
第20回 (2007年) 健康科学市民公開講座
〜老いをいきいきと〜
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/071020_1.htm
>>その他のイベント情報はこちらをご覧ください。
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/event.htm
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