2019年春号
本庶佑先生が、2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞されました。本号では、これを祝して、ぜひとも特別な企画を立ち上げたいと考え、「特別鼎談」を企画いたしました。本庶佑先生と、山中伸弥先生、そして湊長博先生という豪華な鼎談です。最初は、こんな鼎談をほんとうに実現できるのだろうか、と考えていました。
ですから、いずれも極めてお忙しい先生方が時間を調整してくださり、鼎談の場に集っていただけたことは、ほんとうにありがたいことでした。
お話の内容は、これからの未来を担う学生たちへの忘れられないメッセージであるとともに、私たちすべてに力を与え、覚悟を促すものであったように思います。
京都大学は、数多くのノーベル賞受賞者を輩出してきており、それは京都大学の研究・教育の裾野の広さと豊穣さを示しているのだと思います。在学生や京都大学の教員だけではなく、卒業生のお力も借りながら、これからも「京大スピリット」の輝きが増していくよう、願っております。
2019年3月
広報委員会『紅萠』編集専門部会