2013年1月松本紘 総長はじめ、役員・教員等約90名が英国ブリストルに赴き開催した第1回のシンポジウムの第二弾として、1月9日・10日の2日間、ブリストル大学からエリック・トーマス学長はじめ、全役員・教員約60名が京都を訪問し、第2回京都大学-ブリストル大学シンポジウムを開催しました。
本シンポジウムは、2013年6月に策定した「京都大学の国際戦略」の一環としての開催であり、シンポジウムを機に今後の学術成果の発信、人材交流や国際共同研究の一層の推進により、本学の国際的プレゼンスを更に高めていくことが、その大きな目的です。
第1回シンポジウムで分科会に参加した研究者のみならず、本学の研究者と新たな学術交流を希望するブリストル大学の研究者の意向を踏まえ、多くの新たな分科会も設けられ、両大学合せて総勢240名以上が参加しました。
初日は、吉川潔 理事・副学長の司会によるプレナリーセッションで幕を開け、松本総長の挨拶に始まり、エリック・トーマス ブリストル大学長が続いて挨拶をしました。次いで来賓としてご臨席をいただいた板東久美子 文部科学省文部科学審議官、ジェフ・ストリーター ブリティッシュ・カウンシル駐日代表から挨拶をいただきました。そしてプレナリーセッション前半の最後に、これまでの学術研究、大学運営への貢献、ブリストル大学との交流の発展に多大なる貢献を果たされた功績を称え、トーマス学長から松本総長に対し、名誉博士の学位が授与されました。
プレナリーセッション後半は、ガイ・オルペン ブリストル大学副学長の司会により基調講演が行われました。次に、ジェレミー・オブライアン ブリストル大学教授の「Quantum Technology」をテーマとした講演に続き、本学からは山中伸弥 教授が「Frontiers in iPS cell Research and Application」というテーマで講演を行い、iPS細胞の医療応用に向けて最新の研究成果を紹介しました。
初日午後からは、13の研究分野に分かれて分科会(※)が行われ、今後の一層の研究協力に繋がる活発な議論が繰り広げられました。夜のレセプションでは、医学部茶道部による点前の披露があり、トーマス学長も参加し日本の伝統文化を鑑賞されました。
2日目は前日午後に引き続き各分野別の分科会が行われた後、シンポジウムの締め括りとして赤松明彦 理事・副学長による司会のもとラップアップセッションが行われ、13の分科会から代表者によりそれぞれ報告が行われました。 最後に、三嶋理晃 理事・副学長とニック・リーベン ブリストル大学副学長による閉会の挨拶があり、2日間に亘るシンポジウムは成功裏に閉幕しました。
両大学役員・来賓他集合写真 | |
松本総長への名誉博士の学位授与 | 講演をされる板東文部科学審議官 |
医学部茶道部による点前 | 基調講演をする山中教授 |
講演会場での集合写真 |
(※)分科会 テーマ一覧
- Physical Chemistry and Materials Chemistry
- Nano-science
- Nuclear Materials
- Robotics and Human Machine Interaction
- Intimacy and the Public Sphere
- Political transformation in Southeast Asia
- Economy theory
- 1 English Literature / 2 Colonialism / 3 Philosophy Logic
- Natural Hazards and Risks
- Nano-photonics
- Plant Sciences
- Neuroscience
- Technology Transfer and Innovation
松本紘総長の開会挨拶
第2回 京都大学-ブリストル大学シンポジウム開会挨拶 (2014年1月9日)