医学部附属病院生体肺移植手術の再開について(2008年6月5日)

医学部附属病院生体肺移植手術の再開について(2008年6月5日)

 医学部附属病院生体肺移植手術について、次のとおり再開しましたので報告いたします。

  1. 手術日:平成20年6月5日(木曜日)
    手術開始:11時06分
    手術終了:16時06分
  2. 患者さんについて
    1)レシピエント情報
      年代:6歳
      性別:女
      在住:中部地区
      病名:閉塞性細気管支炎
    2)ドナー情報
      年代:30歳代、母
      性別:女
      在住:中部地区
  3. 手術の概略
    患児の右肺を摘出して、そこに、母親の右肺の一部(下葉)を移植
  4. 移植チームについて
    1)レシピエント(患児)の手術
    執刀: 伊達洋至(呼吸器外科 教授)
    助手:
      池田 義(心臓血管外科 准教授)、板東 徹(呼吸器外科 准教授)、庄司 剛(呼吸器外科 助教、主治医)、陳 豊史(呼吸器外科 助教)
    2)ドナー(母)の手術
    執刀: 藤永卓司(呼吸器外科 助教)
    助手:
      大久保憲一(呼吸器外科 講師)、宮原 亮(呼吸器外科 助教)、山田 徹(呼吸器外科 大学院)
      他 総勢 27名
  5. 患者さんの容態
    母子ともに順調に回復しておられます。
  6. 移植チームの連携について
    安全管理指針で役割分担を明確化した上で、術中に声を掛け合うなど情報を共有し、慎重に手術を進めた。
    チームの連携は良好で、綿密な安全管理が行われた。
  • 朝日新聞(6月6日 27面)、京都新聞(6月6日 28面)、産経新聞(6月6日 24面および27面)、毎日新聞(6月6日 27面)および読売新聞(6月6日 34面)に掲載されました。