京都大学春秋講義(平成27年度春季講義)を開催しました。(2015年4月8日・15日・22日)

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京都大学春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。

今回はメインテーマを「アフリカを考える」として3回の講義を行いました。1回目の4月8日は梶茂樹 アジア・アフリカ地域研究研究科教授による「アフリカ人の名前-無文字社会における命名法を考える」、2回目の4月15日は石井美保 人文科学研究所准教授による「関係性を紡ぐわざ-アフリカの「妖術」と日本の「因縁」」、3回目の4月22日は山極壽一 総長による「アフリカニストたちの変遷-探検から科学技術外交へ」と題した講義がありました。3日間で1,120名の参加があり、講義後には活発な質疑応答が行われました。

参加者からは、「遠いアフリカの地でのフィールドワークによる地道な研究の成果を興味深く学べた。」、「一見前近代的な妖術が、不合理な現実に立ち向かっていくためのものであるというのが、大変興味深かった。」、「人とゴリラの対比がとても面白かったので、改めて人間をちゃんと勉強しようと思った。」などの感想が寄せられました。

左から梶教授、石井准教授、山極総長

会場の様子