Visual Documentary Projectは、2012年に東南アジア地域研究研究所が開始した、東南アジアの映像作家による短編ドキュメンタリーを上映するプロジェクトです。今年は「Visual Documentary Project 2016 -東南アジア:日常のポリティクス」の入選4作品を上映します。また「アジアのドキュメンタリー作品選」として、台湾= マレーシア作品「不即不離 -マラヤ共産党員だった祖父の思い出」を特別上映します。
また、東南アジア地域研究研究所の教員が、各作品についての解説を行います。
また、東南アジア地域研究研究所の教員が、各作品についての解説を行います。
基本情報
開催地
- 吉田キャンパス
対象
- 在学生の方
- 一般・地域の方
教職員、学生、一般の方
定員
100名
参加費
無料
イベント内容
プログラム
15時30 分~ | 開場 |
16時00 分~ | 開演挨拶 |
16時10 分~ | 「森に生きる女たち(Women of the Forest)」 マレーシア、サラワク州のボルネオ熱帯雨林は、産業・土地開発のための伐採により消えつつある。カヤン人とプナン人の女性たちは、この人工的な破壊とそれに伴う気候変動の影響により危険にさらされている。気候変動についての対策が、彼女らの性と生殖に関する健康と権利をどのように守れるかを対話から模索する。 (15分) |
16時35分~ | 「60日(60 Days)」 ミャンマーの教育改革法案をめぐる学生対政府の対立のさなか、60日間の休戦期間が2014年11月17日に提示された。ミャンマーの教育の歴史において、教育改革にむけて重要な一歩となったこの運動に関わった学生たちのインタビューを含みながら探求した作品。(31分) |
17時15分~ | 「鉱脈(Vein)」 採掘所を舞台に、ヒスイの採掘を行う労働者が直面する危険に焦点を当て、ミャンマーのあまり語られることのない現実を描く。 (31分) |
18時00 分~ | 「ミスター・ゼロ(Mr. Zero)」 挑発的な執筆活動のため、精神疾患の疑いをかけられた作家・翻訳家Bundit Aneeyaの物語。過去3度にわたりタイの不敬罪にあたる刑法第112条で告発されている彼の作品や人生を、深く掘り下げて紹介する。( 30分) |
18時50 分~ | 【特別上映】 「不即不離ー -マラヤ共産党員だった祖父の思い出/Absent without Leave」 中国系マレーシア人で台湾を拠点に活動するラウ・ケクフアット監督の自伝的なドキュメンタリー。祖父の思い出が全くないラウ監督が、帰省の折にビデオカメラをまわして家族や親戚に祖父について尋ね、マラヤ共産党員だった祖父が反政府ゲリラとして植民地政府に射殺されたことを知る。マラヤ共産党は国家転覆を目指す暴力集団だという公式見解を採るマレーシアでは、今でもマラヤ共産党について公に語ることが憚られ、関係者の家族・親戚はひっそりと暮らしている。今も祖国を思いながら中国や香港、タイで暮らす元マラヤ共産党員たちの証言を通じて、これまで語られなかったアジア現代史の一端を明らかにする。マレーシアでは上映不許可。(84分) |
20時30 分~ | 終演挨拶、別室にて交流会 |
21時00 分 | 終了 |
備考
お問い合わせ
神谷俊郎(学術研究支援室東南研担当)
Tel: 075-753-9603
E-mail: kamiya.tosirou.3m*kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
Tel: 075-753-9603
E-mail: kamiya.tosirou.3m*kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)