総合生存学館(思修館)は、「凸版印刷アートイノベーション産学共同講座」を設置し、記者会見を行いました。(2019年7月8日)

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このたび、総合生存学館(思修館)では「凸版印刷アートイノベーション産学共同講座」を5月に設置し、7月8日に記者会見を行いました。

本学と凸版印刷株式会社は、アートと先端映像表現を切り口に社会をイノベートしていくことを目指し、両者のリソースを有効に活用できる枠組みとして、産学共同講座を開設し、共にアートの産業応用を推進し、アートと最先端テクノロジーを組み合わせたイノベーティブな社会的価値創造を目指し、3年間の共同研究を進めます。

本講座では、土佐尚子 総合生存学館特定教授の日本の美・文化を切り口とした「Invisible Beauty:先端技術で見える自然の美」をテーマにしたメディア・アートと、凸版印刷株式会社が持つ表現技術を組み合わせ、アートの社会実装に取り組みます。

土佐特定教授は、「アートイノベーション」の先駆者であり、そして、アートイノベーションを用いて、物理現象としての美を発見するアーティスト、発見した美を数式化する学者、数式化された美をコンピュータでデータ化する技術者の三者連携を提唱してきました。また、凸版印刷株式会社は、印刷技術で培われたカラーマネジメントなどの先端表現技術を活用し、4K8K映像表現やバーチャルリアリティー(VR)、デジタルアーカイブなどのコンテンツソリューションを提供するとともに、イノベーションの創出にも積極的に取り組んでいます。

本講座を通じて、アナログの物理的世界の色彩や形状を、先端技術で捉えデジタル表現するアートの新たな価値の創造と、それらのアート表現を用いて、様々な社会実装を行い、新しい工業意匠や都市開発まで、産業応用を目指します。

記者会見の様子

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