京都大学は、本学が強固で確実な国際化を展開するため平成25年6月に策定した国際戦略「2x by 2020」に基づき、ドイツ・ハイデルベルク大学旧校舎内に「京都大学 欧州拠点ハイデルベルクオフィス(Kyoto University European Center, Heidelberg Office)」を開設しました。本拠点は、本学の欧州地域における研究教育活動の支援、本学教職員・学生の国際化の推進および広報・社会連携・ネットワークの形成を推進することを目的としており、併せて日独6大学学長会議コンソーシアム(HeKKSaGOn)(※)の日本側窓口としても活用していく予定です。
このたび、拠点開設に伴い、学内外の関係者のご臨席のもと、開所式を挙行しました。
開所式には、日独政府関係者・HeKKSaGOn加盟大学関係者および在ドイツ企業関係者等、30名余の出席がありました。開所式式典では、三嶋理晃 理事・副学長の挨拶に続き、板東久美子 文部科学省文部科学審議官、Dieter W. Heermann ハイデルベルク大学副学長からご祝辞をいただきました。
式典の後、会場のBel Etage正面玄関前において、板東審議官、三嶋理事・副学長、吉川潔 理事・副学長、植木俊哉 東北大学理事、岡村康行 大阪大学理事・副学長、W. Heerman ハイデルベルク大学副学長の6名がテープカットを行い、拠点開設を祝いました。
テープカットに引き続き、ハイデルベルクオフィスおよび現在は博物館として観光名所となっている旧学生牢(Studentenkarzer)を見学し、その後の記念レセプションは吉川理事・副学長のご発声による乾杯にはじまり、和やかな雰囲気で、今後の日独交流推進に向けた歓談が行われました。
※日独6大学学長会議コンソーシアム(HeKKSaGOn)
HeKKSaGOn(ヘキサゴン)は、日本とドイツの主要6大学(ハイデルベルク大学(Heidelberg)、京都大学(Kyoto)、カールスルーエ工科大学(Karlsruhe)、東北大学(Tohoku (in Sendai))、ゲッティンゲン大学(Göttingen)および大阪大学(Osaka))からなる大学コンソーシアムで、研究者および学生の交流、共同研究の推進、サマースクール等の開催など日独大学間の交流を推進することを目的として、平成22年に結成されました。
テープカットの様子(左から植木理事、吉川理事・副学長、三嶋理事・副学長、W. Heerman副学長、板東審議官、岡村理事・副学長) | 三嶋理事・副学長による開所式開会の挨拶 |