工学研究科は、「先端マイクロ化学夏季講習会」を桂キャンパスで開催し、エジプト日本科学技術大学(E-JUST: Egypt-Japan University of Science and Technology)の大学院生6名(博士コース5名、修士コース1名)が参加しました。
大嶋正裕 工学研究科教授と吉元健治 学際融合教育推進センター特定准教授が講習会のコーディネートを行い、環境システム工学(前一廣 工学研究科教授、村中陽介 同助教)、プロセスシステム工学(長谷部伸治 同教授、殿村修 同助教)、材料プロセス工学(長嶺信輔 同准教授)の協力を得て実施されました。
本講習会前半では、殿村助教の指導のもと、「マイクロ流路の圧損測定」を実施し、参加者全員でマイクロ流路の装置設計からデータ分析まで行いました。後半は、各自研究テーマに沿ったラボに所属し、マイクロ関連の様々な基礎実験手法を習得しました。具体的には、「マイクロリアクターを用いたナンヨウアブラギからバイオディーゼルの生成」、「マイクロ熱交換器にナノ流体を流した場合の性能評価」、「超臨界CO 2 を用いたポリアニリンのナノ構造体作成」に取り組みました。講習会最終日には成果発表会を開催し、講習会で習得した内容に加え、今後の研究方針についての活発な議論も行いました。
成果発表会