吉田寮自治会との話し合いについて

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平成30年8月30日(木曜日)17時から、吉田寮自治会(以下「自治会」という。)との話し合いを行いました。

今回の話し合いは、前回(平成30年7月13日)と同様に、団体交渉ではなく、かねてから本学が提案し続けてきました少人数での形態によるもので、自治会から10名、本学から7名が出席して行われました。

話し合いでは、自治会から前回に引き続き、現棟の老朽化対策として自治会が提案する補修案と現棟の価値についての説明がなされました。また、新棟に居住し続けることについての意見がありました。これに対し、本学としては、前回自治会から提案のあった現棟の老朽化対策は引き続き検討中であることを伝えるとともに、最優先すべきは平成29年12月19日に決定・公表しました「吉田寮生の安全確保についての基本方針」(以下「基本方針」という。)に則り、本年9月末日までにすべての学生が退舎し、安全に住まうことである旨を伝えました。

以上のように、今回の話し合いで自治会は前回と同様の議題で説明と質問を繰り返すだけで、寮生の安全確保という喫緊の課題について建設的なものとはなりませんでした。なお、この話し合いの後に、自治会は基本方針に反して今年度秋期入寮選考を実施する旨を公表し、安全性の確保されていない建物に新たに居住者を増やそうとする無責任な行為を行いました。これらのことから、本学としては、現状では、自治会との話し合いを行える状況でないと考えます。

本学としては今後、基本方針を確実に実施していくとともに、早急な学生の安全確保の観点から、吉田寮にまだ居住するすべての学生が本年9月末日を待たずにできる限り早急に代替宿舎へ転居するよう改めて求めます。

平成30年9月14日
厚生補導担当副学長 川添 信介