トピックス 2006年10月31日
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産業技術研究助成事業の平成18年度第2回公募 採択結果詳細


分野 ライフサイエンス
研究代表者 高野 義孝講師
研究テーマ 植物病原菌のミュータント解析による感染機構阻害剤の低コスト・ハイスループット型スクリーニングシステムの開発
研究概要 農業において農薬の果たす役割は重要であり、より安定した効果を示し同時に環境への影響が低減された薬剤の開発・使用が求められている。しかし、農薬開発における費用、時間、リスクは増大傾向にあり、その原因として従来の化合物スクリーニング法への依存が挙げられる。本研究は、病原菌の感染メカニズムを特異的に阻害する非殺菌型の化合物開発に向けた新規スクリーニング系の開発を目的とする。植物病原菌の感染欠損ミュータントを網羅的に分離し、その解析から感染因子および感染欠損と強く相関するバイオマーカーを特定し、その情報に基づき、従来型と比較して独自の低コストかつハイスループットなスクリーニングシステムを開発する。


分野 革新的融合
研究代表者 酒井 道講師
研究テーマ プラズマ集合体とマイクロ波・ミリ波の相互作用場による新規機能発現及び通信デバイス・製造プロセス応用
研究概要 多数のプラズマを機能的に集積化することで、マイクロ波からミリ波に至る電磁波動制御を行う。多数のプラズマによる結晶状周期構造を出発点に、電磁波の伝送・放射・検出といった多面的制御が可能なプラズマ集合体の機能性2次元パターンを実験・理論検討し、時間的・空間的に機能変化が可能なフレキシブル電磁波制御デバイスを構築する。また、同様の方法で制御されたマイクロ波・ミリ波電力を超微小プラズマ生成にも適用してプラズマプロセスの革新を図り、無線通信及び製造産業の両分野に波及するプラズマ-電磁波の相互作用場の応用研究を行う。


分野 産業技術に関する社会科学
研究代表者 椙山 泰生助教授
研究テーマ 系列型ネットワークにおける中核的研究所のエコシステム形成効果と知識移転マネジメント
研究概要 「系列型」ネットワークのエコシステム形成において、その中核的企業の中央・基礎研究所の役割に着目し、研究所とそのネットワークにおける知識移転・統合・活用の効果的マネジメントについて分析する。具体的には、自動車、情報通信などの分野の「系列的」関係において、企業間で研究成果を活用するメカニズムの事例研究、および特許データを用いた知識移転、共同研究パターンの定量分析をもとに検討し、そのマネジメントのあり方について提案する。