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2006年8月7日

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次世代開拓研究ユニットについて



部局名
次世代開拓研究ユニット(工学研究科,化学研究所,エネルギー理工学研究所,生存圏研究所,防災研究所)
設置年月日
平成18年7月31日
設置の内容等

・科学技術振興調整費「若手研究者の自立的環境整備促進プログラム」実施のための中核組織として設置し、先端理工学分野での若手の開拓研究者を育成する。

・ユニットは、ユニット長(1名)、副ユニット長(1名)、領域アドバイザー(若干名)、特別研究員(10名程度)、及び研究支援員(若干名)で構成する。また、ユニットには、運営協議会をおく。

・ ユニット長(兼任)は、ユニットの業務を統括し、本プログラム実施部局からユニットで進めるべき分野横断型の融合・創造研究領域を募集するとともに、提案された研究領域において研究を行う特別研究員を、広く学内外から国際公募する。領域アドバイザー(兼任もしくは学外非常勤)は、特別研究員がそれぞれの領域において高い研究成果を上げるよう助言を行う。特別研究員(特定有期雇用教員(任期付き「助教」待遇))は、研究を実施する。研究支援員(非常勤研究員)は、特別研究員が研究に専心できる環境を実現するためユニット長の指導の下、研究支援を行う体制を構築する。運営協議会(ユニット長、副ユニット長、関係部局教員16名)は、ユニットにおける研究の実施その他運営に関する重要事項の審議を行う。

・ユニットは、本プログラム実施部局とともに、採用される特別研究員の実験研究スペース等を整備するとともに、ユニット及び各部局における共通的研究設備の整備を進める。

目的・目標

・ 現在の部局単位の人材育成システムでは、先端理工学分野のように部局の壁を超えた視点が必要となる研究分野の人材養成には十分対応できていない。よって、既存の人材育成システムとは異なる新たな全学的な若手研究者の人材育成システムのモデルを構築するものである。このユニットの若手研究者育成システムを新たなキャリアパスのモデルとして、全学(先端理工学以外の分野)に提示する。

・採用された特別研究員には、高い独立性をもって高度な研究を遂行することができ、若い段階から国内外に自己の研究成果をアピールできる環境(場)を提供する。併せて、広い視野と優れた国際感覚に加え国際的な情報発信力に富む若手研究者の育成を目的として、国際交流を積極的に実施する。工学研究科、化学研究所等は本育成プログラム終了後、優れた研究者と認められた者を准教授等(再任可の助教を含む。)として採用し、独創的で革新的な学術領域の開拓を目指す。

必要性・緊急性
・本学においては、21世紀を担う有望な若手研究者の育成は極めて重要な課題であるとの認識のもと、これまでにも人事制度改革検討会等で検討を重ねてきた。これらの検討結果のもと、既に様々な若手育成制度として具体的な取り組みを開始している。本提案は、この状況をもとに、科学技術振興調整費(若手研究者の自立的環境整備促進プログラム、平成18年度〜平成22年度)に応募し採択されたものであって、速やかに実施する必要がある。
中期目標・中期計画との関連性
・本提案は,中期目標・中期計画のうち,別紙の表に示す事項に基づく。
その他留意事項
・国際公募による若手研究者の採用については、速やかに準備を進める必要がある。採用予定時期 平成18年11月〜12月