※ この動画は公開を終了いたしました。
主役は表現・創作活動に励む学生たち。
一つの作品を起点に、
「いろ・おと・ことば」のバトンを繋ぎます。
感化され、刺激され、ときには反発をしながら、
生み出された作品のコラボレーションを
お愉しみください
演者:京都アカペラサークル CrazyClef
新型コロナウイルス感染症の影響で、対面で歌うことが全くできない中、「アカペラがしたい」という思いのもと、リモートで集い、藤井風さんの『帰ろう』を歌いました。「死」をテーマとした曲ですが、この苦しい状況を乗り越え、もとの生活に「帰れる」ようにという願いを込めました。
「……さあ、橋の上もえらい人でございますが、橋の下も遊行遊山、三味や太鼓でその賑やかなこと。『おーらおらおら、かち割りやかち割りやかち割りや。冷やこいで冷たいで……』」
口演者:落語研究会
「帰りたい日常」とは何かを考えたとき、浮かんできたのは人々の喧騒でした。「遊山船」は明るく楽しく、そしてやかましい噺ですが、どこか庶民の情緒や哀愁を感じさせます。「また会場一杯のお客さまの前で落語がしたい」という思いを込めて、冒頭を演じました。
作者:美術部 首藤 淳さん(文学部2回生)
コロナ禍と呼ばれる社会状況において失われたのは何か。それは大きなイベントなどではなく、普段の生活での、ふとした誰かとの接触ではないでしょうか。人と真正面を向いて会話したり会っていなくとも、人の「痕跡」に触れる機会が失われた、と私は思うのです。この絵ではあるべき人はいません。そこにあるのは反射・反映だけです。しかし、そうした「痕跡」を感じることこそが本当に私たちに必要で、そして今失われているものなのです。そうしたものにすぐまた出会えると信じてーー