2024年春号
ロシアによるウクライナ侵攻により、学びを中断せざるを得なくなったウクライナの学生を本学に受け入れ、学びや研究を継続できる環境を提供するために「ウクライナ危機支援基金」を設置しています。ウクライナから日本への渡航費や毎月の生活費支援を目的とする奨学金の支給、また日本での生活におけるメンタルヘルスケアのためのスタッフの雇用など、多岐にわたるサポートを提供しています。
2023年度は前年度に来日した12名の学生を継続して受け入れるほか、新たにウクライナから5名の学生を迎え、2023年11月8日(水)には百周年時計台記念館において、歓迎会を実施しました。
歓迎会は湊長博総長、稲垣恭子理事・副学長の挨拶に始まり、10月に受け入れを開始した学生が1人ずつ自己紹介を行い、日本での生活に対する期待や、これから京都大学で学修したいことについて、抱負が述べられました。その後は、すでに京都での生活を開始している先輩学生を交えて自由に歓談する時間が設けられ、学生から日本での友人のつくり方について尋ねられた湊総長が相談に乗る場面や、学生が自身のクラブ活動について報告する場面もありました。また、新しく受け入れたウクライナ学生から、ウクライナのシンボルの一つでもあるひまわりの絵が贈られました。
今後も学生が安心して学修を継続できるよう、サポートを続けていきたいと考えています。
2023年11月4日(土)百周年時計台記念館において、三井住友銀行から講師をお招きして「『人生100年時代』の資産活用セミナー」を開催しました。
第一部では、「人生100年時代における課題解決に向けた新たな取組~しあわせなミライのために~」と題し、長寿社会に向けて各自が思う不安な点を再点検し、銀行の新サービスも活用しながらの将来への備えを検討しました。
第二部では、「多様化する相続~ミライへ繋ぐ遺言~」と題し、相続の現状、遺言による遺贈・社会貢献等について、具体例を挙げてお話しいただきました。
参加者からは、相続財産の寄付や遺贈について大学に相談できることを初めて知ったという声も多く、今後大学への遺贈について検討してみたいとのお言葉もいただきました。
京都大学基金事務局 TEL:075-753-2210
https://www.kikin.kyoto-u.ac.jp/
第18回ホームカミングデイを、リアルイベントとオンラインのハイブリッドで開催しました。リアルイベントは2023年11月4日(土)に開催し、同窓生、教職員、学生、一般の方など767名が参加、オンラインは国内外から1,247名のアクセスがありました。
百周年時計台記念館で実施された会場では、湊長博総長の挨拶に始まり、本学卒の小説家である万城目学氏による「京都を描くということ」と題した講演を行いました。その後の音楽会では、京都大学応援団による演舞演奏、京都大学グリークラブの合唱、京大合唱団と同窓会合唱団による合唱を行いました。
当日は総合博物館、附属図書館、尊攘堂を無料で一般公開し、また、抽選で同窓生に向けて清風荘の見学を行いました。
スタンプラリーでは参加者には景品を贈呈し、全スタンプのうち、5ヵ所に設置したQRコードで自撮りした写真をオンラインに投稿する「みんなで作る想い出のアルバム」も実施し、参加者が当日に撮影した写真をオンラインで公開しました。
オンラインコンテンツでは、リアルイベントで撮影した音楽会の動画を配信しました。他にも、「京都大学白浜水族館探訪」、「懐かしい京大生協食堂の今昔」等を公開しました。
次回のホームカミングデイは、2024年11月2日(土)に開催予定です。
2023年10月「京都大学佐賀長崎同窓会」/2024年1月「埼玉京大会」/2024年2月「京都大学熊本県同窓会」
https://hp.alumni.kyoto-u.ac.jp/
在学生と卒業生、教職員の方を対象に、同窓生向けサービス「KUON」を運用しています。ご登録いただいた皆様限定の優待特典をお届けするほか、ご希望の方は京都大学ドメインのメールアドレスを利用できるサービスもあります。