触発ギャラリー

おと

ダーク・ブルー・ニューサウンズ・オーケストラ

曲名：All of me
作曲：ジェラルド・マークス／セイモア・シモンズ

いろ

医学部写真部

大槻真子さん（医学部3回生）

ことば

青羽悠さん（総合人間学部2回生）

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最新号のトピックス

紅萠36号表紙　モノ語る京大の歴史

石英（日本式双晶）総合博物館蔵

総合博物館は京都帝国大学時代から集められた2万点以上の鉱物標本を収蔵。その中でも、1万点を超える「比企鉱物標本」は、現代では入手できない日本最高峰の鉱物コレクション。工学部採鉱冶金学科の教授であった比企忠（ひき・ただす、1866-1927）が蒐集した。表紙の石英は、二つの石英結晶（水晶）が接合した双晶の一つ「日本式双晶」。大型で、左右の結晶のバランスが秀逸な一品。背景に使用した比企が記したノートは、標本の保管方法や、入手経緯が細かく記された「バイブル」である。
紅萠36号　モノ語る京大の歴史

自然銅

単一の元素からなる元素鉱物。通常は立方晶系であるが、過飽和状態の溶液中で急速に成長したので、樹枝状の結晶になっている。
宮崎県延岡市日平鉱山で産出。
紅萠36号　モノ語る京大の歴史

トパズ（トパーズ）

トパズは、比企忠にとってとくに思い入れの深い鉱物だと考えられる。
比企は1894年に帝国大学（現・東京大学）地質学科を卒業。近代鉱物学の先駆けと言えるトパズの結晶学的研究を形にした。
これは、滋賀県大津市の田上山から産出されたもので、石英を伴っている。
紅萠36号　モノ語る京大の歴史

輝安鉱（愛媛県市ノ川鉱山産）

石英（日本式双晶）総合博物館蔵
明治後期から大正期に市ノ川鉱山から産出した輝安鉱の結晶は、大型で光輝があり、日本を代表する鉱物の一つとして世界中の博物館に展示されている。
京都大学総合博物館が所蔵するこの標本は、保存状態もきわめてよく、世界的にも最高級の標本。