将来の起業を志す人材を育成し、サポートします。

　京都大学における起業家教育の大きな特徴は、経済・経営を学ぶ文系学部の学生だけではなく、将来の技術イノベーションに貢献する理学・工学・農学・医学といった理系学部の学生も幅広く含め、総合大学ならではの文理融合の教育を志向、実践している点です。

　基礎から実践までの各段階において、習熟度と関心レベルに応じた人材育成プログラムは、起業人材の裾野の拡大から、起業後の資金調達のためのメンタリングまでカバーする体系的な科目としています。セミナーの講師には超一流のベンチャー起業家を揃え、ビジネスの現場の声を聞きます。そこでは、大学に豊富に存在する多様な技術シーズを、どのように世の中のニーズに結びつけ、投資家が真剣に投資対象とするに足る事業機会を発見するかの方法論が重要になります。

　また、海外における先進的なベストプラクティスの研究を実施し、独自の産学連携の実践的なプログラムの開発等により、オープンイノベーションの具体的な姿を模索しています。

　創立125周年をひとつの契機として、起業の「志」の種を有する学生や社会人が、より起業に興味関心をもてるプログラムを開発し、独創的な夢の実現をサポートします。