創立125周年に寄せて

櫻井 繁樹

「母校への恩返し」を胸に
がむしゃらに走り、
京都大学から
2度目の卒業。

開志専門職大学副学長(学長代行)/教授

櫻井 繁樹

京都大学工学部 1978年卒業
京都大学大学院工学研究科 1980年修了

 時の流れは早いもので、私が京都大学に入学してから45年が経ち、総合生存学館・思修館に着任してから10年弱となります。自身の「還暦プロジェクト;母校への恩返し」ということを心に言い聞かせて、がむしゃらに走ってきたというのが素直な完走、いや間違い、感想です。
 2020年3月末で、学館を卒業いたしましたが、思い返してみれば、大学・大学院の卒業のときから数えて2度目の京都大学卒業となります。1度目のときは、私が伊藤一郎教授(資源工学)の最後の学生であり、今度は、自分が教授として卒業するという星回りになりました。同級生の仲間からお金を集めて、伊藤先生に深紅のバラの花束を送ったのが昨日のことのようです。

 銀漢や とまれ吉田は なつかしき  翠波
 (この俳句は、伊藤先生から戴いたものです。)

 き生きて
 (あ)リのまにまに 生き生きて
 君は行くのか びの中へ      翠朋
 (この短歌は、学館卒業に際しての櫻井の決意表明です。)

2021.11.25 THU

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