カオスな時代こそ
生き残りに有利な変人
京大に吹く自由な風が
前に進む力を今もくれる。
株式会社ジーンクエスト代表取締役
高橋 祥子
京都大学農学部 2010年卒業
京大生よ、変人たれ。という言葉が好きだ。
学生時代は鴨川の河川敷で進々堂のパンをかじりながら、流れる雲の中に将来のことをよく空想した。変でいい。同調圧力に迎合しなくていい。先人にも変人が多い京大に入って呼吸が解放された。これから何を思い描いてもいいし、何でも挑戦できるのだと、京大に吹くと言われる自由な風を噛みしめた。
社会に出た今から振り返ると、カオスな時代こそ生き残るには変人が有利だ、と確信する。変人とは、多数派かどうかに関係なく明確に自分軸を持つ人々。不確実でカオスな社会では周囲に忖度している場合ではなく、自由に堂々と自分の判断軸を持って行動する人であれ、と。京大から学んだ姿勢は色褪せることがなく前に進む力を今もくれる。
2021.09.09 THU
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