創立125周年という響きに母校京大の厚みを実感しています。法学部に入学しながらも、今は「教育家」としてキャリアを重ねている自分を振り返った時、京都という街、京大のキャンパスそのもの、学友たちが与えてくれた影響の大きさを思わずにいられません。何事も自分自身の頭で考える習慣、柔軟な思考、人と触れ合う力が育まれたことが、私の著作の数々そして「見守る子育て」を世に広める活動へとつながっています。初対面でも京大出身と分かったとたん必ず互いにニヤリとし、打ち解け合える。京都大学の強烈な個性が人の縁をつないでくれます。
　京大の歴史を新たに繋いでいく皆さんの、これからの人生が豊かなものであることを願っています。

2021.08.12 THU