建築設計の課題の模型造りで徹夜したり、始発電車でフィギュアスケート部の早朝練習に行ったり、バンド活動で深夜のスタジオ練習をしたり。友人と睡眠時間の短さを競うという謎の修行をしたことも。人生で一番ハードな4年間だったと思います。
　学生時代に取り組んだ事とは全く違った道に進みましたが、個性の強い仲間に刺激を受けながら好きなことに全力で向き合った経験は、フリーキャスターとして自ら考えて行動していく礎となっています。
　数年前から、キャスター業の傍ら陶芸の会社を始めました。今後も、もしかしたらまた違う方向に進むかもしれない。その時やりたいことを選択し突き詰める、そんな柔軟性も、京大の自由の学風に育まれたのだろうと感謝しています。

2021.02.18 THU