人生で最も勉強した
京大時代の学びが、
その後の人生の
基礎となっている。
哲学者
岸見 一郎
京都大学大学院文学研究科 修士課程 1984年修了
京都大学大学院文学研究科 博士後期課程 1987年修了
私は高校生の頃から哲学を学びたいと思っていたが、哲学は言葉も概念もギリシアのものなので、哲学を学ぶのであればギリシア哲学から始めなければならないと考えて、藤澤令夫先生の門を叩いた。先生はギリシア語の原典を一字一句疎かにしないで読むことを学生に求めた。先生の講読や演習に出るためには一日中ギリシア語の辞書を引かなければならなかった。これまでの人生を振り返ると、京都大学で過ごした日々ほど勉強したことはない。その後、私の関心は哲学を超え、心理学を学びカウンセリングもしたが、すべて京都大学で学んだことが基礎になっている。
卒業後は、京都大学で学んだことを世界の人のために活かしてほしいと切に思う。
2020.04.09 THU
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