京都大学学術情報リポジトリと京都大学学術出版会との連携について
2007年12月21日、京都大学附属図書館と京都大学学術出版会(注1) は、京都大学の研究・教育成果を広く社会に発信するため、京都大学学術出版会が発行する研究書を電子化し、京都大学が設置するインターネット上の電子書庫「京都大学学術情報リポジトリ」(注2)に登録し、無料で公開していくことに合意しました。
今回の連携により、京都大学学術出版会が編集・発行してきた信頼性の高い京都大学の研究・教育成果が京都大学学術情報リポジトリにて公開されます。公開された研究書は、本文中のキーワードからも検索することができ、世界中から無料でご覧いただけるようになります。
大学図書館と大学出版会との間でこのような連携がおこなわれることは国内で初めてとなります。また、商業セクターとしての学術出版社が、図書館との間で、学術リポジトリについて包括的に連携することも、国内初となります。両者は、それぞれの立場から京都大学の研究・教育成果の発信・流通を支えて参りましたが、今回の連携は両者の発信・流通機能を強化するとともに、知のコミュニケーションの新しい形を提案するものです。
この合意を受けて両者は協同で事業を進め、2008年2月1日に、最初の事業として、次の5冊の研究書を登録・公開しました。うち4冊は、各界の著名な学術賞を受賞したものであり、いずれも優れた研究・教育成果です。
京都大学の研究・教育成果をぜひご覧ください。
<公開作品第一弾>
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今後とも、学術性高い京都大学の研究・教育成果を発信して参ります(注3)ので、京都大学附属図書館、京都大学学術出版会の取り組みに引き続きご注目ください。
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