「京都大学重点事業アクションプラン2006〜2009」について
京都大学では、2006年から2009年の4年間において重点的に行うべき事業について「京都大学重点事業アクションプラン2006〜2009」として策定し、責任をもってこれを計画的に実行していくことを決定しました。
京都大学を取り巻く様々な課題に速やかに対応し、中期目標期間における計画を実現するとともに、京都大学の使命を学内外に果たしていくため、このアクションプランの策定に当たっては、総長のリーダーシップのもと、担当役員間で十分な検討を重ね、役員会で最終的にとりまとめたものです。
アクションプランの実行に当たっては、京都大学の全学的資金である「重点戦略経費」を毎年度約6億円確保してこれに充てるとともに、平成16事業年度及び平成17事業年度の経営努力により得た「目的積立金」を活用することとしています。
2009年までの4年間で取り組むべき課題について「教育」、「研究」、「学生支援」、「医療支援」及び「広報・社会連携事業等」の柱により取りまとめたこの「京都大学重点事業アクションプラン2006〜2009」については、具体的には次の内容により構成されています。
- おもに学部学生の教育環境を改善し、教育の質的向上を目指して行う「教育環境改善事業」などの『教育推進事業』
- 女性研究者の活躍促進を図ることを目的として行う「女性研究者支援策」などの『研究推進事業』
- 学生の課外活動の活性化を図り、多様なキャンパスライフを支えるために行う「課外活動施設(ボックス棟)の建て替え」及び「白浜海の家の建て替え」、また宇治キャンパスの特色を生かし、大学院生や留学生が集う教育研究施設として建設する「京大黄檗プラザ(仮称)」などの『学生支援事業』
- 安全で質の高い医療を実現するとともに、看護体制の充実を図るために行う「看護体制の拡充支援(看護師宿舎の整備)」などの『医療支援事業』
- 有形文化財登録及び名勝指定されている「清風荘」並びに「清風荘庭園」の有効活用を図るための「清風荘庭園の整備活用構想」や、教職員や外国人研究員へのアメニティ向上を図るために行う「職員宿舎整備計画」などの『広報・社会連携事業等』
このアクションプランについては、今後、京都大学を取り巻く情勢や学内外からのご指摘などをいただきながら柔軟に見直し、一層の工夫改善を行い、世界に卓越した教育研究拠点を目指してまいります。
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